常呂に人が初めて住んだのは、2万年前と言われています。常呂町一帯には、これまで多くの遺跡が発見され、多くの出土品がありますが、旧石器文化から、縄文文化、そして北海道独特の文化である、続縄文文化、擦文文化、オホーツク文化、トビニタイ文化、アイヌ文化と、非常に長い時代に渡っての遺跡が確認されています。
北海道の寒冷な気候が幸いし、遺跡の状態はよく、今でも目視できる「くぼみ」の形で数多く残っているのです。この遺跡群の中でも、特に保存状態が良いものは「常呂遺跡」という名称で国指定史跡となりました。
史跡「常呂遺跡」は、4つの地区から構成されており、その国指定史跡の範囲の面積は約128ヘクタール!どの遺跡も、オホーツク海やサロマ湖、常呂川などの水辺や、美しい丘の上など、豊かな自然の中にあり、散策も楽しいのですが、歩いて全てをめぐるのは、広大すぎるため、レンタサイクルなどでめぐることをオススメします。
史跡「常呂遺跡」に指定されているのは以下の4つです。
1常呂竪穴群
2栄浦第二遺跡・栄浦第一遺跡
3ところ遺跡の森(岐阜台地西部竪穴住居群)
4トコロチャシ跡遺跡群(常呂川右岸台地竪穴群(トコロチャシ跡遺跡群:トコロチャシ跡とトコロチャシ跡遺跡とトコロチャシ南尾根遺跡)
こちらのマップ↓で位置を確認して、どんな空間が広がっているのか、ぜひ、足をお運びください。